[F1] T.モンテイロの連続完走記録
2006年 01月 02日
折角、意を決して寒い中、大晦日にエグザンティアをピカピカに洗車したのにも拘らず、関東は雨が降ってしまったので、また雨垢が付着してしまうことでしょう。
あぁ・・・憂鬱。
という訳で、新年早々幸先悪いですが、話題を換えて、今回は誰も話題に上げない(?)ティアゴ・モンテイロに関して思ったことです。
ミッドランド、セカンドシートの確定は来年1月に
2005年シーズン新人にして、初表彰台、連続完走記録となかなか見るべき結果を残したにも拘らず、もっとすごい記録:史上最年少チャンピオンを打ち立てたフェルナンド・アロンソに世間の注目が向いてしまったがゆえに影に隠れてしまった感があります。
確かにUSA GPの表彰台はミシュラン勢の決勝棄権という不測の事態が味方をしたという点において、純粋に評価が難しいですが、第16戦のスパ・フランコルシャンでの8位入賞や、モナコGPの完走など、新人の中では評価すべき結果を残したドライバーであると思いますが、未だシートが確定していないようです。
という訳で、連続完走記録というものに改めて着目してみました。
2005年シーズンでモンテイロが記録した完走数は19戦中、18戦。実に94.7%!!
当然、2005年シーズンではトップです。このうち、開幕からの16戦が連続完走記録となっており、ブラジルGPでメカニカルトラブルでリタイヤするまで全戦完走していたわけですよ。その後も安定したレース運びで完走を続け、恐るべき完走率を残したわけです。あれだけ安定して完走していたような印象のあるアロンソでさえ、第8戦カナダGPで珍しくミスをしてウォールに激突してますからね。何年も走っていたベテランなら分かりますが、2005年デビューのルーキーですから。
ここで過去の開幕からの連続完走記録を振り返ってみると、
1位 17戦
M.シューマッハ 2002年
2位 16戦
J.アレジ 2001年
R.バリチェロ 2004年
T.モンテイロ 2005年
5位 11戦
M.アルボレート 1992年
R.シューマッハ 2003年
A.プロスト 1983年
という顔ぶれが揃います。なかなか錚々たる面々です。2002年の(フェラーリ)ミハエル・シューマッハはそのままチャンピオンも獲ってますので、いかに他チームを圧倒していたのかが窺い知れます。それはさておき、歴代の記録と並べても、立派に2位に入っているあたりが、このモンテイロの2005年の記録のすごさを物語っていると思います。同率2位の(プロスト)ジャン・アレジにしても、この2001年シーズンを最後に引退していますし、2004年の(フェラーリ)バリチェロにしてもこの記録を残した当時で出走170戦を越えて、いずれもベテランの領域に入っているドライバーであったわけで、血気盛んな新人としては稀な記録ではないかと思います。また、シーズンのほとんどをグリッド後方からのスタートであったにも拘らず、アクシデントをかわしつつ、レースを最後まで完走しているというのは、レースをフィニッシュまでまとめる、いわゆる「レースマネージメント」に長けていることの証ではないかと思います。逆に一発の速さは確かにある佐藤琢磨には、この辺をもっと見習ってほしいところですね。96年を最後に姿を消した、ペドロ・ラミー以来のポルトガル人ですし、今後の活躍が楽しみです。
あぁ・・・憂鬱。
という訳で、新年早々幸先悪いですが、話題を換えて、今回は誰も話題に上げない(?)ティアゴ・モンテイロに関して思ったことです。
ミッドランド、セカンドシートの確定は来年1月に
2005年シーズン新人にして、初表彰台、連続完走記録となかなか見るべき結果を残したにも拘らず、もっとすごい記録:史上最年少チャンピオンを打ち立てたフェルナンド・アロンソに世間の注目が向いてしまったがゆえに影に隠れてしまった感があります。
確かにUSA GPの表彰台はミシュラン勢の決勝棄権という不測の事態が味方をしたという点において、純粋に評価が難しいですが、第16戦のスパ・フランコルシャンでの8位入賞や、モナコGPの完走など、新人の中では評価すべき結果を残したドライバーであると思いますが、未だシートが確定していないようです。
という訳で、連続完走記録というものに改めて着目してみました。
2005年シーズンでモンテイロが記録した完走数は19戦中、18戦。実に94.7%!!
当然、2005年シーズンではトップです。このうち、開幕からの16戦が連続完走記録となっており、ブラジルGPでメカニカルトラブルでリタイヤするまで全戦完走していたわけですよ。その後も安定したレース運びで完走を続け、恐るべき完走率を残したわけです。あれだけ安定して完走していたような印象のあるアロンソでさえ、第8戦カナダGPで珍しくミスをしてウォールに激突してますからね。何年も走っていたベテランなら分かりますが、2005年デビューのルーキーですから。
ここで過去の開幕からの連続完走記録を振り返ってみると、
1位 17戦
M.シューマッハ 2002年
2位 16戦
J.アレジ 2001年
R.バリチェロ 2004年
T.モンテイロ 2005年
5位 11戦
M.アルボレート 1992年
R.シューマッハ 2003年
A.プロスト 1983年
という顔ぶれが揃います。なかなか錚々たる面々です。2002年の(フェラーリ)ミハエル・シューマッハはそのままチャンピオンも獲ってますので、いかに他チームを圧倒していたのかが窺い知れます。それはさておき、歴代の記録と並べても、立派に2位に入っているあたりが、このモンテイロの2005年の記録のすごさを物語っていると思います。同率2位の(プロスト)ジャン・アレジにしても、この2001年シーズンを最後に引退していますし、2004年の(フェラーリ)バリチェロにしてもこの記録を残した当時で出走170戦を越えて、いずれもベテランの領域に入っているドライバーであったわけで、血気盛んな新人としては稀な記録ではないかと思います。また、シーズンのほとんどをグリッド後方からのスタートであったにも拘らず、アクシデントをかわしつつ、レースを最後まで完走しているというのは、レースをフィニッシュまでまとめる、いわゆる「レースマネージメント」に長けていることの証ではないかと思います。逆に一発の速さは確かにある佐藤琢磨には、この辺をもっと見習ってほしいところですね。96年を最後に姿を消した、ペドロ・ラミー以来のポルトガル人ですし、今後の活躍が楽しみです。
by r.peterson
| 2006-01-02 19:14
| モータースポーツ